「食」を楽しみ、「キレイ」をかなえる――料理研究家・管理栄養士 森崎友紀の 美人料理研究家.com

管理栄養士 森崎友紀の美人料理研究家.com > 私の歩んできた道 ~料理研究家になるまで~

プロフィール

管理栄養士としてのスタート
人々の食生活を改善し、提案していく仕事がしたい。私はそんな理想に燃えながら、大学病院に栄養管理士として就職しました。しかし、希望にあふれる私を待っていたのは信じられないほど過酷な毎日でした。約800食を時間通りに提供するため、午前3時半に起床して、朝一番に出勤。電車もまだ走っておらず、冬には鼻水が凍るほどの寒さの中、真っ暗な道を自転車で病院に通勤していました。
800人の食事をつくる試練の日々
食材の検収からはじまり、食数把握発注調整、特別治療食献立作り、調理まで。800人分の食事を作ることは、腰に大きな負担がかかりました。そして通常業務の合間にも、病棟から食事の変更依頼がひっきりなしにやってきます。乳幼児のミルク作り、アレルギー患者用の献立作り、調理……。日に5回は目眩を感じ、休憩時間は食事の味を味わうどころではなく、とにかく胃袋に収めるだけという毎日が続きました。
毎日の仕事から感じた「食」への疑問
家に帰ると体力の限界で、死んだように眠る日々。もちろん、こうした経験があってこそ今の自分があるので、良い経験をさせていただいたと感じています。しかし同時に、「栄養管理士の認知度が社会的に低い」「患者様とのコミュニケーションの場が少ない」といった点に疑問を感じるようになりました。そして何より、食の大切さを勉強してきた私自身が、食を楽しめていないという事実に大きな疑問を感じたのです。
「食事を捨てる」という信じられない光景
ある日、私は患者様の信じられないような行動を目にしました。私たちが作った食事をすべて捨て、自分で買ってきたものを食べていたのです。どれだけ食事を提供しても、「なぜそれを食べなくてはいけないのか」「その食材にはどんな栄養があるのか」「体にどんな影響を与えるのか」を理解してもらわなければ、根本的に食生活を変えることはできません。そして、そのためには情報を伝えるコミュニケーションが必要だと実感しました。
料理研究家としての新たなスタート
こうして私は、食事の大切さや食生活の情報をみなさんにもっと発信していきたいと考え、料理研究家という道を選びました。いつか料理番組などのレギュラーを持ち、情報を広く伝えることで、より多くの方に食の大切さを知ってほしいと思ったのです。そして現在、少しずつですが管理栄養士の経験を生かし、料理研究家としてみなさんに情報発信できる場が広がりつつあります。

これからもみなさんに栄養に関する知識を持ってもらい、楽しい毎日を過ごしていただけるように、私にできる精一杯の努力をしていきたいと思っています。